筋膜(ファシア)について

理学療法士の小川です。
今回は筋膜(ファシア)について簡単に紹介したいと思います。

そもそも筋膜とはいったいなにか
雑誌やテレビで「筋膜」という言葉を耳にしますが実際にはどういったものをイメージされていますか?
よく例で挙げられるのは鶏肉の皮を身から剥がすときに見える白っぽい透明な繊維状の膜のようなものです。
実際私たち人間の体にもこの繊維状の膜のような組織が筋肉だけではなく内臓や神経などさまざまな箇所に張り巡らされています。

筋膜を整えることで

先程も述べたように筋膜は全身に張り巡らされています。
これもよく分かりやすい例えでは全身を覆っているボディスーツのようなものと言われています。(実際はもっと複雑な組織ですが・・・)
このボディスーツのどこか一箇所でもほつれていたりシワがよっているとその周囲、また離れた箇所が引っ張られるのはなんとなくイメージできると思います。
例えば怪我や手術、悪い姿勢が続が続いて筋膜が硬くなることで体のあちこちで痛みや関節の硬さとなって悪い影響をもたらす可能性があります。
過去に足首を捻挫してそれから数年経った時から膝や腰が痛くなったのも実は足首周りの筋膜の硬さが影響していたことや四十肩、五十肩で肩が挙がりにくいのはデスクワークによって生じた手首周りの筋膜の硬さが影響している可能性もあります。
筋膜という組織には自由神経終末といっていわゆる痛みのセンサーが豊富な組織です。
それらの筋膜を整えることで痛みや痺れの緩和、関節の動きの改善などが期待できます。

このブログを読んで興味があった方はぜひ当院に足を運んでみてください。

2025年05月12日