桜のはなし

だんだんと春の足音が近づいてきていますね。
百人一首には桜を歌っている歌が6首あります。

 

花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに  小野小町
久方の光のどけき春の日に しづこころなく花の散るらむ       紀友則

などいろいろあります。

 

桜の開花予想はだいたい当たりますが、なぜわかるのでしょうか?
それには「400℃の法則」というものがあります。
【400℃の法則とは】
「2月1日以降の平均気温の合計が400℃を超えると開花とする」というものです。

 

桜の開花メカニズム
実は桜の花芽は、開花前年の夏にはできており、
それが秋から冬にかけて、生長しないように休眠状態に入って年を越す。
そして充分に低温刺激を受けた後に気温がぐっと高まった段階で休眠から目覚める。
これを休眠打破といいます。
つまり、2月1日を「休眠打破の日」として開花予想の起算点に設定し、そこから平均気温を日々足し算していくだけで桜の開花予想ができるのです。

 

今年の開花予想は福岡は3/19、東京は3/18だそうです。
私が学生の頃は入学式の頃に咲いていたような気がしますが、近年開花時期は早くなっているような気がします。温暖化のせいでしょうか?

2024年03月01日