花粉症の季節になってきました。
2024年の花粉飛散量は、全国的に非常に多くなる見込みです。飛散量が多いとされる基準値をほとんどの地域で超え、大量飛散が予測されます。早めの予防対策を心がけましょう。
花粉症を発症する原因とメカニズム
花粉症とは、鼻腔内に入ってきたスギ等の植物の花粉に対する免疫反応です。花粉を異物として認識し、それらを排除しようとして鼻水等の症状が引き起こされます。
花粉症の治療
内服薬、目薬、点鼻薬が中心です。
「お薬なび」というサイトにグラフがありました。
残念ながら効果と眠気には正の相関関係があります。
漢方治療
症状に合わせて漢方薬治療も有効です。漢方薬の良いところは抗アレルギー薬との併用ができるところです。しかし最近、全国的に漢方薬が不足しているので処方ができないこともあります。
舌下免疫療法
アレルギーの原因となる抗原が入った薬を少量から投与し、体に慣れさせることでアレルギー症状を治療する方法です。抗アレルギー薬による治療は、アレルギー症状を抑える、いわゆる対症療法ですが、舌下免疫療法はアレルギー症状を治す可能性のある治療法と考えられています。
治療開始時期は5~12月、治療期間は3~5年くらいです。
使うお薬は
シダキュア:アレルゲン:スギ花粉
治療開始時期:花粉が飛散していない時期(5月~12月が目安)
ミティキュア:アレルゲン:ダニ
治療開始時期:特になし